糖尿病と歯周病
「糖尿病から歯周病への影響」
糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、感染症にかかりやすくなります。
細菌感染を原因とする歯周病についても同様であり、糖尿病の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが
高まります。
また、高血糖状態で歯ぐきの血管が傷んでしまうことで、歯周病が進行しやすくなります。
「歯周病から糖尿病への影響」
歯周病により、歯ぐきの中で作り出される炎症性物質は、血液を介して血統をコントロールするホルモンである
インスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性があります。
特に2型糖尿病の方に関しては、歯周病の歯周治療を行うことで、インスリン抵抗性が改善されることが報告
されており、糖尿病の血清コントロールに歯周治療が重要であることが、認識されています。
「まとめ」
歯周病の治療が、糖尿病を含む全身の疾患の改善と全身の健康に繋がるというお話しでした。
2016.08.09