機能障害を治す努力
先日、筒井塾(咬合療法研究会)の矯正の例会、勉強会に参加してきました。
筒井照子先生のお話は、いつ聞かせてもらっても、日々の診療で、役立つお話ばかりで、時間が過ぎるのが、早く感じるぐらいに、楽しく、為になるお話です。
今回のお話は、
「顎口腔機能に対する修復的歯牙移動
2回診断法・3回診断法」
矯正治療は、審美的に治すことも、勿論、大切ですが、歯科治療は、医療ですから、機能障害をも治さなくてはいけません。
矯正治療で、審美的に治す為に、一回の診断で治療計画、治療方針を立て、治療するだけでは、医療ではありません。
患者さんの訴えに関する機能及び、形態異常の病態の診査、診断をし、体を元に戻す為の診断を、忘れてはいけません。
原因を探し、病態の部位、程度を把握し、発症していなかった時の形に戻す方法を考える事が、大切です。
生きているものは、加齢の中で、いつか、形が壊れ、機能障害を起こしていきます。
医療とは、出来るだけ形を元に戻し、機能を回復し、個人差の振り幅の中で、維持出来るように、歯科医と患者さんとで、お互い努力することです。
筒井先生は、いつも、
本当は、当たり前のことなのに、日々、忙しい診療で流され、疎かになりがちな基本の診療の姿勢を、思い出させて下さり、釘を刺されます。
今回も、大切な事を沢山、教えて頂きました。
自分の診療姿勢に活かせるよう、努力したいと思います。
おまけ😊
2017.11.24