奈良県天理市の歯医者 浦﨑歯科医院

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食べること オーラルフレイルを防ぐ

久しぶりのブログになってしまいました😰

 

私の母は、86歳になりました。

当院の院長だった父は、肺疾患で、急性増悪になり、あっという間に、亡くなりました。

76歳で、病気が原因で衰弱し、亡くなったので、加齢による、心身の衰弱というものを、経験しませんでした。

母は、しっかり食べれる口腔内なのですが、

「あまり動かないので、お腹が空かない」

「美味しくない」と、言って、食事の量がどんどん、減りました。

よく転ぶようになり、、入浴に付き添うと、体重の激減に気づきました。
側にいながら、母が虚弱(Frailty)というような状態になってしまったことに、

後悔、反省、、、大変落ち込みました。

 

人間は栄養を取らないといけません。

このままでは、「サルコペニア」(加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下のこと)を起こし、ロコモティブ(運動器の障害や、衰えによって、歩行困難など要介護になるリスクが高まる状態のこと)になってしまうと、、

仕事があるので、待たせてしまいますが、なるべく一緒に食事をし、孤食を防ぎ、しっかり、食事を取らせるよう、気をつけるように、し始めました。

すると、有り難いことに、内臓疾患はないので、体重も少しずつですが、戻ってきました😊

耳も聞こえにくくなってきているのに、補聴器は、あまり良くないと、つけないので、聞こえにくく、認知障害はないけれど、外界からの刺激が激減。

社会的、心理的、認知的にもフレイルになりつつある状況。

テレビショッピングで、集音器を購入してみました🤗(なかなか、よさそう🤗)
ヒトのライフステージの中で「食」は原点です。また、フレイル対策の軸はサルコペニア対 策と言っても過言ではなく、そう考えると「栄養」が鍵であることも間違いありません。

高齢者の「食力」は様々な要素で下支えされています。

残存歯数や咀嚼力、

嚥下機能、

咬合 支持も含めた歯科口腔機能、

多病による多剤併用(polypharmacy)は知らないうちに食欲減 退に繫がる危険性も高いです。

口腔を含む全身のサルコペニアの問題、さらには栄養(栄養摂 取バランスの偏り等の食事摂取状態だけではなく、食に対する誤認識も含まれます)などの要 素も大きく関与します。

そしてそれら以上に、誰とどのような環境で食事ができるのか等の社 会性、認知機能低下やうつ等の精神心理面、経済的問題等、多岐にわたる要素が交絡するので す。

歯科医師会は、オーラルフレイルを防ぐ為に、

70歳以上の方に、お口の検査のお知らせのハガキをお送りし、当院でも、口腔内、嚥下状態など、チェック、指導させて頂いています。

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検査の後、しっかりと、咀嚼、嚥下できるよう、

いつまでも、食べる事が、楽しみ🥰と、思い続けるよう、

足腰の筋力と同じように、食力が落ちないように、一緒に頑張らさせて頂きたいと思います。

食べる事、栄養をとることは、生きる力になる!なんて、わかっているつもりでしたが、母を見て、その大切さを、痛感させられる夏でした。

 

おまけ😊

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作りました🤗

 

残暑厳しいですが、しっかりと、食べて、乗り切りましょう!!

歯科医師:日野多佳子

 

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