歯科助手講習会
現在、奈良県歯科医師会主催「歯科助手講習会」が複数回にわたって行われています。
知識を深めてもらうための講義、技術を身に着けてもらうための実習、ワークショップなどで
カリキュラムが組まれています。私は、その講師のひとりです。
今まで、妊婦さん、保育園児、幼稚園児、小学生から歯科医師などを対象に話をしたことはありますが、
勤務経験の浅い歯科助手さんを相手にするのは初めてのことです。
全く知識がないわけではなく、長く経験があるわけでもなく、知識・技術のレベルは様々、
各医院のやり方は違う、人間性も勿論様々ですが、やる気があって来られてます。
まずは講義。私は「歯周病」担当で聞く対象を想像してパワーポイントで作ります。
日頃、歯科医師ですから話をする相手は患者様です。この相手が代わると結構難しいんですね。
実習では、初めて触る器具・材料・テクニック。我々がデモをして見よう見まねで実践します。
自院では、スタッフ任せで私自身久しぶりにしたことも・・・(笑)
私が当たり前と思っていることがそうでもなくて、なぜそうするのか理由・目的が分からないと
チンプンカンプン。でも、それが分かれば、私が受け持った子はみんな勘所がよくて助かりました。
今回、私は偉そうにも講師役で出向いているのですけども、逆に教わったことも。
〇 話・説明をするときには、相手・対象をハッキリと意識すること
〇 相手の疑問点を探って把握すること
〇 一番大切なポイントをおさえて、後で枝葉をつけること
日常の診療でも、それぞれの患者さまが納得していただけるように心がけたいと思います。
2017.08.11